コメント返信2
前回のエントリに対して、そのつもりは無かったのですが、30以上のコメントがまた来てしまいましたので、その労力に敬意を表し、コメント返信をしようと思う。
その前に、前回のエントリについて説明不足から誤解を招いた事、深く反省し、補足という名の言い訳をさせていただきたい。
前回の内容は大きく2つに分けられる。
「面白くない」と結論づけた冒頭部分
そして「それをどのように楽しんでいるか」を書いた本文
そして、この違いはどこから生まれたかと問われれば、”眼が違う”ことに起因する。
冒頭部分は”批評眼”から見た内容である。
作品のクオリティを品定めし、客観的に優劣を付け、評価する視点から見た場合、「けものフレンズ2」はお世辞にも褒められた作品では無い。
脚本はガバいし、演出も下手だし、展開も雑だし、画的にも前作に毛が生えた程度だ。
いくら私がアプリからのファンであったとしてもこの結論に変わりはない。
そして、他者と共有出来る観点はこの”批評眼”からの観点であることが殆どである。
しかし、本文部分はまた別の視点、”考察眼”からの内容である。
作品の全体から枝葉末節に至るまでを精査し、読み解く上で必要な知識を付け、想像力を最大限発揮することで、作品を理解し、楽しもうとする観点が、”考察眼”である。
そこから見た場合、「けものフレンズ2」は結構楽しめたりする。
擬人化された動物が動くだけで、そこに何らかの示唆的な物が発生するのは否定できない事実だ。それを考察することこそ、私がアプリ版からずっとけものフレンズを追うことが出来た原動力である。「永遠性の否定」説も、この観点の産物だ。
しかし、これを他者と共有するのは難しい。なので私は先に人払いをした。理解できなかったとしても読み手の自己責任にするためである。
真反対の2つの結論、しかし、どちらも、少なくとも私にとっては”真実”である。
そして、私は後者の視点からけものフレンズを楽しみ続けることにした。
前回のエントリはつまるところそれだけの話です。
それだけ、ご理解頂きたい。
では、どうぞ。
アニオタwikiのキチレコ回の記事にキチ貝についての解説が載っててようやくあの奇行の意味を理解できた pic.twitter.com/TfkWt2NybB
— むまりす (@mm_11ce) March 5, 2019
恋、というワードがありましたが、確かにそうです。
私は「けものフレンズ」のIPの持つ可能性に深く惹かれています、個人的にその潜在性は「火の鳥」に比肩すると思っています。
しかし、今の所その可能性を真に発揮した作品はまだありません。たつき監督の前作であっても、その片鱗すら見せませんでした。
仕方がないので、それを見るまではのんびり付き合っていくつもりです。
漫画版、アプリ版、アニメ視聴済み前提の作品です。
以上、32件。
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